労働の解放をめざす労働者党ブログ

2017年4月結成された『労働の解放をめざす労働者党』のブログです。

ラジオ深夜便 『絶望明言』を聴いて

神奈川で『資本論』やマルクス主義の学習会を行っている「横浜労働者くらぶ」の会報「労働者くらぶ」第53号で、ラジオ深夜便 『絶望明言』を聴いて樋口一葉の「貧困との闘い」を紹介しつつ、「私利私欲の世界」を批判して、個人主義や利己主義で個人個人がバラバラな私利私欲の世界に対して、マルクス主義の立場で論じているので、紹介します。(担当)

 

ラジオ深夜便 『絶望明言』を聴いて

 

★樋口一葉―—貧困との闘い 

 

昨日は明け方4時ころに目が覚めて、しかたなくラジオをかけたところ「絶望名言」というのをやっていたので、つい聴いてしまった。この番組は以前にも聞いたことがあり面白かったのである。様々な書籍から絶望に関する文章を集めて紹介し、悩んだり行きづまっている人を勇気づけようというのである。昨日取り上げられた樋口一葉の一生は、貧困との闘いであった。幼いころから短歌の塾に通い、そのプロになりたかった一葉が、女性の職業小説家(日本で初めてという)をめざしたのも、その収入で一家を養いたかったからだという。彼女が少女時代(まだ金銭の苦労を知らない時代)に作った歌の中にお金にまつわる歌があるが、彼女の24年の短い人生は、金に苦しめられた一生であった。今では、一葉は五千円札の表紙になっているが、彼女の人生を考えると、まことに皮肉である、というのが解説者の結論であった。 

 

★貨幣は万能 ! 

 

近代の小説家で、金に苦しめられた作家は多い。戦前の葛西善蔵や嘉村礒多などはその最たるものであろう。彼らは自身の貧困やどん底生活を“売り物”にして、赤裸々に作品にした。一方、生活の困窮を逆に作品に昇華し、優れた作品を書いたものも少なくない。人類の長い歴史にとって生きることの困難からの脱出は、最大の課題であったといってよい。生きるためには何よりも食料の確保である。次いで雨風、寒さを防ぐ住居や衣類である。生きようとすることにおいて人間も動物も変わりはない。それは動物において本能として、意識のある人間は欲望を満たす意志として、私利私欲として現れる。

 

マルクスは、人間の私利私欲について、またその根源の私的所有や貨幣を分析したのである。私的所有と分業が貨幣を生み出す。貨幣は万能である。マルクスは、コロンブスやシェイクスピアを引用して貨幣の物神性を見事に描いている。「金は素晴らしいものだ!これを持っている人は、彼の願うこと何一つかなわぬものはない。金によって、霊魂さえ天の楽園に達せしめることができる」(コロンブス、ジャマイカからの手紙、1503年)。この貨幣の出現の必然性をマルクスは価値形態論の中で詳細に展開すると同時に、その物神性を解明するのである。人間の私利私欲が物質化したのが貨幣である。 

 

私利私欲の世界―—動物界 

 

マルクスは『資本論』第1巻の序文で次のように述べている。「経済学の取り扱う特有の性質は、最も激しい最も狭量なそして最も憎悪に満ちた人間胸奥の激情である、私利という復習の女神を挑発する。例えば、高教会派は、その39か条のうち38に対する攻撃には我慢するが、その貨幣収入の39分の1に対するそれには我慢できない。今日では、無神論は、受け継がれた所有関係の批判と比較すれば、一つの軽い罪であるといってよい。」(岩波p17                                            

 

マルクスは、個人主義や利己主義で個人個人がバラバラな私利私欲の世界を「必然の世界」、「動物の世界」とし、私的所有を廃止した世界、共同世界を「自由の世界」「共産世界」とするのである。

 

★「必然の世界」から「自由の世界」へ 

 

エンゲルスは次のように述べている、「社会が生産手段を掌握するとともに、… 社会的生産内部の無政府状態に代わって、計画的、意識的な組織が現れる。個人間の生存闘争は終わりを告げる。これによってはじめて、人間は、ある意味で決定的に動物界から分離し、動物的な生存条件からぬけだして、ほんとうに人間的な生存条件のなかに踏み入る。いままで人間を支配してきた、人間を取り巻く生活諸条件の全範囲が、いまや人間の支配と統制に服する。これは、必然の国から自由の国への人類の飛躍である。」(「空想から科学へ」岩波文庫p89 

 

彼が述べていることは単純である。「生きること」に必死になり、盲目的に行動している状態は、人間も動物と同じなのであり、「動物的な生存条件」、自然的な法則に支配されている「自然界」の中にある。人間がその状態を脱して、自分の生存条件を自分の支配と統制に置いたときに、初めて真の人間(動物と区別された)の世界、「自由の国」が始まるというのである。そのためには生産手段の私的所有を廃止し、社会全体のものにしなければならないのである。エンゲルスが「必然の国」から「自由の国」への飛躍というのは、何か深刻に聞こえるが、これは一種のレトリックであり、彼が述べていることは、以上の単純なことにすぎない。つまり社会主義、共産主義の実現である。人類の目標はこれ以外にないのであり、生産手段の私有を許している限り、人類は永遠に動物と同じ生活、無政府的な状態を続けなければならない。生産手段を社会全体のものにするまでは、人類は「必然の世界」「動物の世界」に生きることを強いられることになるのである。 (K

 

横浜労働者くらぶの学習会案内 ― 7月の予定

『資本論』第1巻学習会

  時:7月23日(水)1830分~2030  

  所:県民センター703号室

学習範囲:第1章第2節「商品に現れた労働の二重性」

 

『資本論』第3巻学習会

  時:79日(水)1830分~2030  

  所:県民センター703号室

学習範囲:第2篇「利潤の平均利潤への転化」第8章・第9章

 

マルクス主義学習会

― マルクス『共産党宣言』

  時:716日(水)1830分~2030  

  所:県民センター703号室

学習範囲:『共産党宣言』第1章「ブルジョアとプロレタリア」

 

連絡先(会場や日程の変更もありますので、事前に連絡してください。)

Tel080-4406-1941(菊池)

Mailkikuchi.satoshi@jcom.home.ne.jp 

 

メーデーの宣伝活動に参加しよう

メーデーの宣伝活動に参加しよう

 

 2025メーデーで労働者党は全国で宣伝活動を行います。メーデーに結集する労働者に一緒に訴えませんか。配布するビラを紹介しますので、参加される方は事前に連絡願います。(地域での配布を希望される方もご連絡ください。)

労働の解放をめざす労働者党2025メーデービラ

 2025maydaybiraomote

2025maydaybiraura
労働の解放をめざす労働者党(労働者党)

『海つばめ』メーデー号外

 

賃金は利潤からの〝お裾分け〟か?

企業の顔色を伺うしかできない労組幹部

―労働者と資本家の利害は相反する!階級的に自覚した闘いを ―

 

 労働組合の賃上げ要求に対して3月12日、大手企業が集中回答した。賃上げ要求が5%台と昨年とほとんど変わらず、従って、企業の回答もまた作年とほぼ同じ結果になった。連合幹部はこの集中回答に不満さえ表明せず、幕引きしようとしている。 

 

◇幕引き図る労資協調のダラ幹を追放し闘う労働組合を!

 

 連合の「初回集計」によると、正規労働者の賃上げ率(定昇込み)は平均5・46%で、昨年よりわずか0・18ポイント増えただけにとどまる。昨年を上回る賃上げ回答があった例もあるが、平均すれば昨年と同程度の回答しか出ていない。これでは食料品・生活用品の値上げラッシュが続く現在、労働者の実質賃金は下がる一方である。

 帝国データバンクによれば、「今年の食品の値上げは既に1万品目を超えた。年間では、24年の1万2千品目から2万品目前後に増える」という。円安が継続し世界経済が保護主義に傾くなら、さらに値上げ圧力が強まり、労働者の生活悪化は避けられない。

 ところが、連合幹部は労働者の生活悪化予想に目を閉ざし、労働者を団結させて闘おうとしていない。連合の芳野らは、賃金は資本(企業)が儲けた利潤から分配されているというブルジョア経済学を鵜呑みにし、企業が利潤増大を実現した結果、賃金を〝おねだり〟できると考える。だから、芳野らは企業に協調することを優先し、労働者の団結で闘いを構築する必要性を感じず、労働者の不満をよそに、さっさと賃金闘争の幕引きを図るのである。

 

◇資本と賃金と利潤の関係を理解し労働者の立場で闘おう!

 

 芳野らは資本が作る利潤が元手となって賃金が配分されると観念する。これには理由がある。工場で製造された商品が市場で売られ、市場の中で利潤(=剰余価値)が形成されるかに見えるからである。学者たちも、利潤の発生は市場での需給関係から生じるとか、独占による超過利潤によるとか、はたまた資本そのものが生み出すなどと解説している。例えば、ケインズは生産と流通の質的違いを区別できず、投資(供給)と消費(需要)の差額が、つまり資本による商品の売買差額が所得(利潤)になると見なす。また、斎藤幸平は独占による商品の「希少性」によると解説する。果たして学者たちの言い分は正しいか?

 資本は利潤を生み出すために貨幣資本を投下する。この貨幣資本は直ぐに生産資本に替わる。貨幣を前貸しした(借り入れや貯金を下ろす)だけでは何ら利潤は生まれない。資本は、機械や原材料などの生産手段を買うと共に労働者の労働力(労働能力)を商品として買い、労働力の価値(生活手段の価値である賃金に相当)で表わされる労働時間よりも多く働かせて、労働を搾取して利潤を生み出す。非正規労働者はさらに徹底的に搾取される。従って、賃上げは資本の搾取との闘いであって、〝お裾分け〟されるものではないことを確認しよう。

 売り手が価値より高く売って儲けるなら買い手は損をし、社会的には利潤は発生しない。価値より安く売買する場合でも利潤は発生しない。労働過程から出てきた商品の売買も同じこと。独占的支配による「希少性」によって、価値より高く売るという斎藤幸平の理屈も、需給での場合と同様に社会的利潤は生まれ得ないのである。

 個別的一時的ではなく社会的平均的に見れば、流通過程で利潤が発生することはないのである。資本自体が利潤を発生することもない。あたかも流通過程で利潤が形成されるかに、また資本自体が「自己増殖」して利潤を生むかに見えるのは、資本の循環にのみ、または資本の運動の外観にのみに目を奪われてしまっているからである。

 重要なことは、賃金が上がれば利潤は下がるということ。これが、大幅な賃上げを決して認めようとしない最大の理由だ。資本と労働者は敵対的な関係にあり、労働者は闘わなくては生活を守れない。企業は利潤の減少を手っ取り早く回復させるために非正規労働者を増やしたり、中高年労働者を狙い撃ちにして解雇攻撃する。

 

◇雇用形態や性別や職種・職務の違いによる賃金差別を廃絶せよ!

 

 非正規労働者に対する差別賃金解消の動きも非常に弱い。

 全労連(共産党系)は非正規労働者の生活を守るという目的で「最低賃金1500円」を掲げている。だが、フルタイム(1日8時間、週5日)で働いた場合でも、月賃金は24万円で、社会保険料や所得税が引かれるなら、手取りは月約20万円、年240万円。母子(父子)家庭や介護する親を抱える家庭では、とても生きていけない。一人世帯でも家賃・光熱費を払えば食うのがやっとだ!

 最低賃金引上げは改良ではあるが、決して非正規労働者に対する差別を解消しない。労働者は雇用形態や性別や職種・職務の違いによる賃金差別の廃止を強く望む。

 ところが、労組幹部や共産党らは、「職種・職務が同一ならば同一賃金を払え」というスローガンを何十年と唱えてきた(総評時代以来!)。それゆえ、安倍政権が「日本から非正規を追放する」と大言壮語し、「同一労働、同一賃金」を掲げて「労働基準法」を改定した時、彼らはこの安倍の策動を見抜けなかった。

 安倍政権は経営者や管理者の職種・職務は普通の労働者とは異なると見なし、また非正規労働者の労働内容が正規労働者と同じであっても、非正規労働者は〝指導や管理を受ける〟職域にいると見なした。

 その結果、職種・職務での賃金差は一概に差別でないと宣言され、非正規労働者に対する〝極小賃金〟も合法化され、資本の飽くなき利潤追求のテコになった。組合幹部や共産党らの責任は重大である! 彼らは労働の種類や質を持ち出して賃金(労働力の価値)を求めたために、安倍の理屈に反論できず、搾取の現実も明らかにできず、団結を弱めたのだった。

 

◇実質賃金低下打破!=賃上げは「景気回復」のためではない=

 

 物価高騰が収まらない。昨年12月の消費者物価指数(「帰属家賃」を除く「総合」)は前年比でプラス3・7%、今年1月になるとプラス4・1%に加速した。食料品や家庭用品などの生活必需品目で見ればプラス10%以上がざらだ。米はプラス70%だ!

 23年と24年の春闘で、「大幅賃上げ」を勝ち取ったと自慢した労組幹部は「賃上げと景気の好循環」が進みだしたと言った。だが24年平均の「1人当り実質賃金」は政府統計でさえ「前年比0・2%減」だ。労働貴族と揶揄される組合幹部が牛耳る労働運動では、今年もまた「実質賃金」がマイナスになりかねない。

 労組幹部は企業経営を気遣い、また「景気回復」と結びつけて賃金闘争を指導する。「価格転嫁での賃上げ」を振れ回ったが、大企業は「価格転嫁」を理由に値上げをして、大企業の利益が増えただけで、労働者の実質賃金低下をもたらした。「価格転嫁」とは政府公認の値上げカルテルでしかなかった! 春闘は「談合春闘」と化し、賃上げは小さく、差別や解雇も許す。この現状を打破するために、労働者は搾取のメカニズムを学び、資本との闘いを強化し、階級的団結を広げ、労働の解放と結びつけて闘っていかなければならない! 共に闘おう!

 

労働者党スロ-ガン

・腐敗政治温存・政権にしがみつく石破政権打倒! バラ撒き借金政治許すな!

・金権の自公政権に手を貸す維新、国・民糾弾! 慣れ合い政治を乗り越えよう!

・物価高・生活危機から労働者の生活を守る闘いを押し進めよう!

・低賃金・過重労働の非正規労働・差別労働を徹底的に一掃しよう!

・日米中の帝国主義国同士の覇権争い反対!労働者は国際主義的団結で闘おう!

・『台湾有事』で戦争する軍隊・自衛隊の軍事力増強に断固反対しよう!

・イスラエルによるガザ虐殺・西岸地区入植糾弾! パレスチナ国家樹立支持!

・ウクライナ人民の闘いに連帯! 悪党プーチンに手を貸すトランプ糾弾!

 ・「労働の解放」をめざし労働者党と共に闘おう!  万国の労働者団結せよ!

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発行所 全国社研社 東京都練馬区春日町1-11-12-409

 

☆労働者党理論誌『プロメテウス』63

《特集》斎藤幸平〝理論〟を撃つ

本体千円(送料210円)

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労働の解放をめざす労働者党(労働者党)

東京都練馬区春日町1-11-12-409「全国社研社」気付

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マルクスは「オリエンタリスト(西欧中心主義者)だったのかⅦ

労働者党党友から「マルクスは『オリエンタリスト(西欧中心主義者)』だったのか」という「斎藤幸平批判」の投稿がありました。労働者党の理論誌『プロメテウス』63号で「斎藤幸平“理論”を撃つ」の特集をしましたが、投稿は意義ある内容ですので紹介します。(担当)(改行、頁分けは担当が編集)


マルクスは「オリエンタリスト(西欧中心主義者)だったのかⅦ

―― 1868年頃を境にマルクスを前期と後期とに「切断」した斎藤幸平

                                                                宮 本 博

 

おわりに

 アメリカ第一主義を唱え「Make America Great Again」を標榜するトランプがアメリカ大統領になったことによって、世界がますます欧米や日本などの帝国主義諸国、偉大な中華民族の復興を目指す習近平の中国、新ユーラシア主義を唱えるプーチンのロシア、そしてインドやブラジルなどのグローバルサウス諸国、これら各々のブルジョア国家がお互いに覇を競い自らの国益(ナショナル・インタレスト)をめぐって「合従連衡」しながらも激しく角逐する新たな時代に入ったと言っていいだろう。

 

こうしたなかにあってそれぞれの国内では、国民のあいだに経済的な格差が拡がり同じ国民なのかと思えるほどの埋めようのない分断が急速に進んでいる。そして既成秩序に見捨てられていると不満を抱く人々の心情に寄り添う振りをしながら彼らを取り込もうとする右翼的なポピュリストたちが跳梁跋扈している(日本でも、天皇中心の国体思想を理念にする参政党や日本保守党が国会の議席を持つようになっている)。

 

日本帝国主義も世界中(とりわけ、東南アジア)にある権益を守り、他の国家との競争戦に勝ち抜きさらなる拡大を図るために制定された‘2212月の「反撃能力(敵基地攻撃能力)」などを明文化した「安保三文書」――熾烈な戦いの死命を制するのは人類史が示す通り、結局のところ、軍事力なのである──閣議決定以来、中国・北朝鮮を仮想敵国とした沖縄西南諸島などへの自衛隊の常駐、ミサイル配備、防衛費のさらなる増額、等々が進んでいる。

 

 こうした状況にあって、そもそも革命派であるべきマルクス主義者を自認している人々の大多数は、マルクス本来の革命思想を骨抜きにして日本の帝国主義国家やブルジョアジーにとってまったく危険のない無害なマルクス思想を振りまいている。マルクスを前期と後期とに「切断」し、マルクスはエコロジストに仕立て上げた斎藤幸平氏もその代表的な一人である。最近一見左翼風の書籍などに「『人新世の資本論』の著者斎藤幸平氏推薦」という帯紙があるのをよく目にする。彼のマルクス思想解釈が斬新なマルクス思想の提示者として何の問題も抵抗なくブルジョア論壇に受け入れられたことの証である。

 

「(労働の解放をめざす)労働者党」の闘いはいまだに日本の労働者階級の深部にまで届いていない。かつて1905年ロシア革命が頓挫した時点でレーニンは自分が生きている間には革命はロシアに起きないだろうと亡命していたスイスで思っていたそうだ――ボルシェビキの党としての闘いはロシア国内で続けていた――が19172月突然、まさに突然ロマノフ王朝打倒の革命が起こり臨時革命政府が樹立された。急遽封印列車でロシアに戻ったレーニンは当時極少数だったボルシェビキを率い、臨時革命政府と労農兵士ソビエトとの二重権力状態だったロシアで「全権力をソビエトへ!」というスローガンを掲げ行動することによって労働者・農民・兵士の間で多数派になって10月ロシア革命を成功させた。

 

私は、数年前に後期高齢者になったが依然として「身体が資本」の力仕事に汗を流すの農業に携わっており、体力的な衰えを理由に現在は党を離れてシンパの一員(少額ながらカンパをする党友)として労働者党の活動を支援している。しかし、心はいつも労働者党の皆さんと共にあると思っている。世界最強の帝国主義国家の一つであるこの日本においても今後将来、いつ何時何が起こるか分からない、いつか分からないその日のための準備を常にしていくこと、賃金奴隷制の廃絶という労働の解放をめざす闘いを「 倦まず弛まず」やり抜き、マルクス・レーニン主義に基づいた国際主義的な革命党としての闘いが次の世代に何としても受け継がれていくようにしなければならない、そのためにささやかなりとも手助けしたいと私は思っている。


(党友からの投稿)マルクスは「オリエンタリスト(西欧中心主義者)」だったのか

                  

★ 自民党と反動の改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
★「搾取の廃絶」と「労働の解
  放」の旗を高く掲げよう!
★労働者の闘いを発展させ、
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