働く者のカフェ
『天皇の生前退位に対する働く者の立場を考える
        ~象徴天皇制の延命は働く者の課題か~』報告


 十月二十三日、「働く者のカフェ」を開催しました。二回目の今回のテーマは今話題の「天皇の生前退位問題」を労働者の立場から考えるものです。冷んやりした秋の曇り空のもと、大阪市旭区民ホールに多くの人の参集を得ました。

 報告者は、生前退位問題のこの間の経緯と、この問題に対する反動勢力、安倍政権、自由主義派、共産党など各派の主張と我々労働者の考えを取り上げ、今回の天皇の生前退位に関する発言は、極めて政治的でありそもそも憲法違反であるのに、自由主義派や共産党もそれに寛大であること、安倍政権はこの問題を一代限りの特別措置法で逃げようとしていること、有識者会議はそのために設けられた結論ありきの欺瞞的なものであること等を明らかにしました。
 そして、「天皇の人権」を心配するというが、天皇制自体が国民全体の「人権」を無視したもので、現在のブルジョア体制を守るために利用されている天皇制を廃絶すべきであることなど、労働者の立場から、天皇や天皇制の問題点を考えるべき、と報告しました。

 これに続いて参加者から活発な意見が出されました。天皇は憲法で定められた国事行為以外に、公的行為を行っているが、例えばパラオ訪問なども、天皇の戦争責任をあいまいにするように政治的に利用されている。そもそも天皇や皇族は生まれながらに特権を有していて人間の平等に反している。一代限りの特別措置法と言うが、仮に反動派の案のような「大喪の礼」が組み込まれると、天皇の私的行為が法律上制度化されていく危険性がある。特別措置法も憲法違反だ。天皇制も廃止すべき、などです。

 議論は多岐にわたりましたが、このような労働者の立場からの議論こそが重要であると、報告者は締めくくりました。