労働の解放をめざす労働者党ブログ

2017年4月結成された『労働の解放をめざす労働者党』のブログです。

2016年12月

第12回中央セミナー開かれる

第12回中央セミナー開かれる

過少消費説や再生産表式論めぐり議論

 12月25日、東京で第12回働く者の中央セミナーが開かれました。
 チューターの林紘義氏から、共産党の「過少消費説と『資本論』」をテーマに報告を受けた後、討論という形で進みました。

 出された質問や意見としては、共産党の過少消費説の元祖として山田盛太郎が紹介されたが、具体的にもう少し説明してほしい、再生産表式とローザとの関係は、宇野の「恐慌論」とは、共産党の「賃上げで景気回復」という主張をどう評価するか、などでした。

 今回は、一般紙でも案内が紹介され、新しい参加者が目立ち、新たな闘いへの期待を抱かせるものでした。「過少消費説と『資本論』」といういささか難しいテーマでしたが、初めて参加した人から「分かりやすくて良かった」という感想もありました。

 全体として意義あるものとなったといえます。

「レーニンの言葉」を販売

「レーニンの言葉」を販売します!renin (2)


 12月19日「毎日新聞」で 、編集委員の山田孝男氏が「風知り草」というコラムでプーチンの「遅刻」癖と関連して、次のように書いています。

 「スターリンはわざと会議に遅刻したらしい。こんな言葉を残している。
《『大人物』は普通集会に遅刻しなければならないとされてといる。集会の出席者が心臓の鼓動を止めて彼の出現を待ち、『しっ┅┅┅静かに┅┅┅彼がやってくる』と予言するようにするためである。『レーニンの言葉』(栗木伸一編著、芳賀書店のコラム欄に載っていた)》」。

 『レーニンの言葉』には、プレハーノフやマルトフ、ローザやスターリン、トロツキーなど、レーニンと交流のあった人物評が、コラムという形で扱われており、大変興味深いものです。山田氏が引用している部分は、「レーニンとスターリン 謙譲と高慢」(154頁)というコラムの一部でした。

 一読の価値あり、と言えます。

 この『レーニンの言葉』は現在絶版になっていますが、全国社研社で扱うことになりました。

 1部=2000円です。

 また、電子版もあります。全頁をPDFファイルにしたもので、2・3MBです。こちらは1000円で頒布します。

 最初の部分を公開します。目次の紹介に続いて、著者の「電子版発行にあたって」(2007年)という挨拶文があり、それも見ることができます。

   以下は、自著紹介です。
 


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労使交渉無視の経営側に反撃!

労使交渉無視の経営側に反撃!
団体交渉の結果一時金が上乗せとなった旨を経営側に宣伝させる

 

当労組の2016年末一時金闘争は三回の団交を経て1212日に妥結収拾。一方、経営側は15日に2通の文書を職員宛に発信。

一通は総務部発の「下期賞与の支給について」で、支給額の欄は交渉前の提示額そのまま。もう一通は理事長名の「年末一時金支給について」で「下記賞与に関して厳しい経営状況の中・・・ご期待に沿えることが出来ませんでした。・・・一人の職員の千円でもあったらクリスマスケーキをもう一号大きいのが買えるのにとの思いに応えたいとささやかではありますが年末一時金として支給いたします」と記して、妥結時の上積金額を表示。

2通とも労組との交渉で一時金額が決定されたことなど一切記載がない。特に後者は経営側が「恩恵的かつ自主的に」上積を出したかのような印象を与えるものであった。

抗議し撤回しないなら「不当労働行為」として県労委に救済命令を申請する旨を伝えた。

今回は労働組合法第7条第3号「労働組合の運営等に対する支配介入及び経費援助の禁止」の(イ)労働者が労働組合を結成し、又は運営することを支配し、又はこれに介入すること に該当するものであった。労組は2011年末に休日減に対する賃金補償をめぐって県労委闘争を行って100%の賃金補償を条件に収拾した経験があった。経営側も単なる口だけの「脅し」とは受け取れない判断があったと思われる。

翌日、経営側との話し合いで、理事長文書に「労組との交渉の結果」を挿入して再発行させることとなる。非組にも労組の闘いを経営側の手で宣伝させたと考えれば、良き年の瀬だったかな。(吉)

働く者の中央セミナーのご案内

働く者の中央セミナーのご案内

テーマ 崩壊する資本主義と『資本論』
       ――共産党の「民主的改良」路線を問う
 
 今度の日曜日に働く者の中央セミナー(第12回)を開催します。是非、ご参加ください。
以下はその呼び掛け、会場・日時等です.

 トランプが勝利し、世界の強国、大国が「自国利益第一主義」を掲げて、対立、抗争する時代が始まろうとしています。いよいよ、資本主義の崩壊と激動の時代の到来であり、労働者がいかに闘うかが歴史の中で試される時代です。
 こうした中、共産党は「民主的改良」路線を掲げていますが、それを支えるのが「過少消費説」です。彼らのこのドグマは、『資本論』――とりわけ2巻21章――の恣意的な、間違った理解や解釈による〝拡大再生産論〟や〝恐慌論〟と結びつき、それに支えられています。資本の本質を確認し、労働者の闘いの道を切り開いていきましょう。

 ★チューター 林 紘義
 ★日時 12月25日(日)午後1時半~ 
 ★会場 目黒区田道ふれあい館(JR・地下鉄目黒駅徒歩10分)
 ★会場費(カンパ) 300円

    megurotamiti主催・働く者のセミナー実行委員会

日ロ会談が終わったが

日ロ会談が終わったが

 安倍・プーチン会談が終わりました。「北方4島で共同の経済活動」などが謳われましたが、領土問題についてはほとんど進展はありませんでした。プーチンやトランプとの「親密な個人的関係」を誇っても、事態は何も“好転”せず、こんなことしか口にできない安倍外交の破綻を暴露するものです。

 「海つばめ」最新号で「鬼が出るか蛇が出るか――安倍政権と日本の将来うらなう日ロ会談」という記事が出ています。ご覧ください。


 また、9月に始まった臨時国会が今日で閉幕します。TPP法、年金「改正」法、カジノ法などが自民の多数を背景に強硬採決されました。同時に野党・民進党のふがいない本性も暴露されました。特にカジノ法案をめぐる民進党の裏切りは、醜いものでした。

 「海つばめ」最新号と同志会HP(のメッセージ蘭)で、民進党とそれに追随・美化する共産党の裏切り行為を告発しています。
 こちらも是非ご覧ください。

★ 自民党と反動の改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
★「搾取の廃絶」と「労働の解
  放」の旗を高く掲げよう!
★労働者の闘いを発展させ、
  労働者の代表を国会へ!
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