労働の解放をめざす労働者党ブログ

2017年4月結成された『労働の解放をめざす労働者党』のブログです。

2017年01月

第14回働く者のセミナーのご案内

5feab40f978936371e834ed85a4a7797第14回働く者のセミナー(首都圏)のご案内

 安倍は1月の施政方針演説で、「働き方改革」を取り上げ、同一労働同一賃金の実現、長時間労働の是正について語っていますが、日本の労働の在り様、実態は恐るべきものがあります。

 2千万人に達する非正規労働者の賃金は正規労働者の6割に過ぎず、様々な〝身分差別〟、差別賃金に苦しんでいます。また、電通の女性新入社員の過労自殺に見られたように長時間労働は、全企業にひろがっており、直ちに一層、廃絶することが求められています。

 今回のセミナーでは、こうした差別労働、搾取労働の一掃をいかに勝ち取るか、について議論します。



テーマ
安倍の同一労働同一賃金は看板だけ
――差別労働(〝非正規〟低賃金労働)や搾取労働(長時間労働)の一掃をいかに勝ち取るか


 ★チューター  林 紘義氏


 ★日時 3月5日(日) 午後1時半から
  ★会場 北とぴあ(JR京浜東北線、地下鉄南北線王子駅徒歩3分)

           ペガサスホール(15F)
 ★参加費  500円


    主催 働く者のセミナー実行委員会(首都圏)

第13回働く者のセミナーのご案内

第13回働く者のセミナー(関西)のご案内

 安倍は1月の施政方針演説で、「働き方改革」を取り上げ、同一労働同一賃金の実現、長時間労働の是正について語っていますが、日本の労働の在り様、実態は恐るべきものがあります。

 2千万人に達する非正規労働者の賃金は正規労働者の6割に過ぎず、様々な〝身分差別〟、差別賃金に苦しんでいます。
 また、電通の女性新入社員の過労自殺に見られたように長時間労働は、全企業にひろがっており、直ちに一層、廃絶することが求められています。

 今回のセミナーでは、こうした差別労働、搾取労働の一掃をいかに勝ち取るか、について議論します。



【テーマ】
安倍の同一労働同一賃金は看板だけ
――差別労働(〝非正規〟低賃金労働)や搾取労働(長時間労働)の一掃をいかに勝ち取るか


 ★チューター  林 紘義氏


 ★関西
     日時 2月26日(日)午後1時半から
     会場 国労会館(JR環状線 天満駅下車3分)
     参加費 300円


   主催  働く者のセミナー実行委員会(関西)


トランプの就任演説

トランプの就任演説

資本の世界は頽廃の末期症状を呈し始めた

 

トランプの就任演説では、「米国第一」、「国内」、「米国から買う」、「国内に投資する」、「国内の雇用を増やす」、「米国人を雇用する」、「米国を偉大にする」、等々の言葉が乱れ飛んだ。世界は「米国」だけであって、それ以外の世界はまるで存在しないかである。過半数の米国人から見ても異様な世界なのだから、まして外国人から見れば、トランプや、それに喝采する米国は正気を失っているとしか見えない。

ある人が、世界は自分だけで存在しているとか、自分のためにのみ、自分の利益のためにのみ存在しているなどと言えば、そんな人をまともに相手にする人はいなくなるだけである。企業もまた、自分の企業だけが存在するなど考えれば、企業活動などできるはずもない。

一体アメリカは、世界はどうなったのか、否、安倍政権がのさばる日本もまた同じようなものではないのか。アメリカが分裂したのではなく、世界もまた分裂するが、それは労働者の階級としての自立等々と違って、個人としての、まさに無政府的な分裂、歴史に対しても、社会に対しても、積極的な契機の何もない、不毛で、空っぽの分裂、というより、単なる無に向かっての分解である。

資本の世界は今や頽廃の末期的症状を示し始めたのだ。資本の社会は、より高度の共同体的社会に止揚されないなら、退化し、滅びるしかない歴史的段階に達したのだ。

兵庫働く者のセミナー

兵庫働く者のセミナーのご案内

 高齢化社会が現実のものになり、労働人口の減少が声高に叫ばれるにつれ、女性労働の重要性が注目されています。いわく“女性活躍社会”と。
  女性は家庭にあるのが一番と絶えず男女役割分担論を振りまいてきた当の本人たちが女性活躍社会をつくろうというのです。何か胡散臭いものを感じます。

 2015年『電通』の若い女性労働者の過労自殺は、社会に大きな波紋を投げかけました。数年前にも外食産業ワタミにおいて、痛ましい死亡事故(過労自殺)が起きています。
 多くの女性が生産的労働に進出すること自体に問題はないのですが、安い、過酷な長時間労働に従事する女性を見て、「女性の活躍!」と手放しで喜べるでしょうか。「働き方改革」の下に活躍する女性(の労働)についてともに考えてみませんか?

テーマ 「働き方改革」に見る女性労働について考える

日時  2月18日(土)午後7時から
場所  西宮市立勤労会館 第一会議室(JR西宮駅南口下車徒歩5分)
参加費 200円(会場費・資料代)

主催    資本論を読む会(セミナー係)
    連絡先  078・753・3829

 案内ビラはこちら


第2回福山働くもののセミナーの報告

2回福山働くもののセミナーの報告

長時間労働と若者の死を考える
――搾取労働と差別労働の一掃こそ急務――

 

 115日(日)福山市市民参画センターにて、第2回福山働く者のセミナーが「長時間労働と若者の死を考える――搾取労働と差別労働の一掃こそ急務――」をテーマに開催されました。

 まず報告者よりテーマについての報告がありました。

 現在、多くの労働者が長時間労働にさらされ過労死にまで及ぶような資本の厳しい搾取労働が常態化している。そんな中電通資本の下では新卒の若い労働者が月150時間にも及ぶ残業や連続35時間もの拘束労働があり、うつ病に追い込まれ自殺した。これは資本による殺人というべきことだ。これほどに酷い搾取労働の実態を検証していくととともに自民党政権がこれに対してどのような対策を取ろうとしているのか、あるいは野党、民進党や共産党はどのような手立てを考えているのか?それは果たしてまともな解決手段たりうるかについて検証していきたい。またこうした搾取労働を検証する中で、そもそも人間社会の基礎である労働とはどうあるべきかについても考えていきたい。

 

 労働実態について厚労省の統計等では月間総労働時間が148.7時間、所定外労働時間が12.9時間となっているが、実際には36協定違犯や無届けの残業、あるいは残業代未払いの所定外労働がこの何倍もある。統計では実態は把握できないが、参考資料にもあるように月80時間を超える超過勤務はかなりあるのが実情。

 

 こうした実態の中で自民党はどのような対策をあげているのか見てみると「ワークライフバランス」で長時間労働を是正するというがその中身としては有給休暇の取得を促すということぐらい。しかし、人員配置を見直し労働者の数を増やすことが担保されるような対策であったり、また違法な残業を厳しく処罰する法的規制が強化されない限り実行性があるとはいえない。

 では共産党はどうか?共産党は8時間労働を守らせることが重要だといって、これにより長時間労働を阻止するといっている。しかし、8時間労働は19世紀前半に提唱され20世紀前半には確立された過去のスローガンにすぎない。いまさらこのようなスローガンをもちだしそれを守らせることが重要だというのは時代錯誤でしかない。これでは労働者の前衛政党だとはお世辞にもえいない。民進党は、自民党に追随するような主張ばかりで到底労働者が期待できるようなものはない。

 

 資本主義の下では、労働者は本質的に資本の搾取の対象として存在しており、その必然的帰結として低賃金、労働強化、長時間労働から免れることは困難である。唯一、労働者は労働組合に自らを組織し、団結して闘うことにより反撃することができ、多少なりとも資本の横暴を和らげることができる。しかし、それは資本からの解放、すなわち搾取労働からの解放を意味するわけではない。ただそれを少し緩和することができるのみである。

だが労働者が労働組合を組織し反撃することは、それが労働者の将来の来るべき大きな闘い――資本の支配を打倒し、自らの搾取される身分からの解放――の為に、労働者を階級的に成長させ鍛えさせるために重要な意味をもっているといえる。

 

報告を受け様々な意見が参加者から出されました。

「自民党などいっていることがダブルスタンダードだ。長時間労働を是正しなければいけないといいながら、一方でホワイトカラーエグゼンプションで事実上労働時間を無制限に延長しようとしている。」という自民党の主張の矛盾を指摘する意見が出されました。

また明らかに労働基準法違反や完全無視といえるようなブラック企業等がのさばっている状況のいまの社会を見ていると「労働基準法は、雇用主が最低限守らなければいけない義務としてあるが、なかなかそのようなことが十分知られていない。」という意見や「いま学校では、労働三権とか、労働者の権利について教えようとしない。だからいまの若い人は労働者に団結権とかスト権があることを本当に知らない人が多い。」との元教育労働者の方からの発言がありました。職場での組合闘争を進めるうえでも、若い労働者への教育の必要性が欠かせないようです。

また元介護関係の労働者から、介護関係の労働現場の劣悪な労働条件が紹介されました。「ニュースでは介護施設での虐待等がとりあげられるが、現場の労働者の労働は過酷。虐待等をなくしてケアを改善しようと思えば、まずこうした介護現場の労働者の労働条件を改善するべきなのに、そういう方向には全くなっていない。おかしい。」との意見が出されました。

 

「やはり労働者は黙っていたらダメだと思う。声を出してき、それを組織して、要求していくことが必要だと思う。」これに対しては「ただ組合で闘うだけでは限界があると思う。やはり根本は資本の下の搾取労働だと思うので、資本主義そのものを変革する闘いの展望も必要。」と意見が出ました。

また「資本主義のもとでは人間である労働者が、労働力商品として売買される。資本の下で、賃金奴隷として生きていくしか労働者にはすべがないのだと思うが、そのことが非人間的な労働や労働者の様々な困難の原因ではないかと思う。」との意見も出されました。


★ 自民党と反動の改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
★「搾取の廃絶」と「労働の解
  放」の旗を高く掲げよう!
★労働者の闘いを発展させ、
  労働者の代表を国会へ!
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