労働の解放をめざす労働者党ブログ

2017年4月結成された『労働の解放をめざす労働者党』のブログです。

2019年04月

野党共闘路線の破綻と崩壊の始まり

大阪衆院選12区の補欠選挙

野党共闘路線の破綻と崩壊の始まりを明らかにした

 
・共産党主導の野党共闘は拒否された
 統一地方選と時を同じくして行われた衆院大阪12区の補欠選挙は、自民党(北川)、維新(維新)、元民進(樽床)、共産党(宮本)の〝4党の揃い踏み〟となり、いずれが勝利するかと注目を浴びたが、自民党との積年の対決を制した維新が勝利し、自民党は涙を飲んだ。

共産党は独自候補を立て、この争いに割り込み、〝共産党主導の〟野党共闘の実績を上げ、参院選につなげようとしたが、こと志に反して、むしろ野党共闘は共産党主導でやる限り、勝利の展望はほとんどないということが明らかになっただけであった。

 志位路線には先の見通しが全くないこと、共産党が自壊の道に進むしかないことがすっかり暴露されてしまった。また樽床ではなく、共産党の宮本に肩入れすることによって、立・民の枝野もまた、最近力を入れ始めた野党共闘への主導権を失い、野党共闘など始まる前から空中分解し、その可能性さえ消えてなくなりつつある。

志位は補欠選挙に宮本を候補者に立てることによって、野党共闘の主導性を発揮することを狙ったのだが、完全に失敗に終わった。立・民の支援があり、市民派との共闘もあってなお、4人の候補のうちのラストで、わずか1・4万票(8・9%)、前回17総選挙のときの2・3万票(14・4%)からも大きく票を減らし、これまでの6回の選挙でもワーストの得票という致命的な惨敗をこうむったのである(ベストの得票は00年の3万で、今回の2倍以上の票)。

 しかも過去6回の12区の選挙の多くは野党共闘ではなく、共産党独自で闘って獲得した票だとするなら、野党共闘でやった方が票がかえって減るという、極めて志位にとっては具合の悪い、不名誉な結果となっているのである。

 自主投票の立・民の枝野がわざわざ支持の表明に訪れ、社民党も支持を表明し、国・民さえ樽床支持ではなく〝自主投票〟を謳い、党首の玉木も宮本の応援に出かけてきて、市民派も結集し、事実上の野党共闘が生まれたというのに、得票数を大きく減らしたというのは、共産党を野党共闘の候補者として擁立した時には決して勝てないことを証明したようなものであって、宮本であわよくば勝利して、今後野党共闘の主導権を手にしようとした志位の目論見と思惑は完全に裏目に出たということである。

 志位が初めて3年前の野党共闘を唱えた16参院選の時も、32の一人区のうち、四国の香川県だけが共産党の候補者の擁立する選挙区に割り振られ、他の一人区では共産党は候補者を下ろし、野党共闘の候補者――事実上、その大部分が後に「裏切った」と志位や小池が言いはやした、右派議員を多く含む民進党の候補者――を応援することになったが、香川では野党共闘は全く機能せず、共産党候補はひどい負け方をするしかなかった。というのは、野党共闘の勢力の一部(民進党系の労働組合など)が、共産党候補になったことに反発し選挙運動を完全にサボタージュしたからである。

 選挙の後には、香川ではもし共産党ではなく、民進党員の候補者だったら十分勝てたかもしれないという話がまことしやかに流れた。
大して労働者的でも左翼でもない共産党が、なぜ国民や民主や連合の組合主義者たちに必要以上に毛嫌いされるかを、志位は――もし本気で野党共闘なるものをでっちあげて、安倍政権を打倒して、それに取って代わることを考えるなら――真剣に反省してかかるべきであろう。

 

・野党共闘路線と逆行したのではないのか
 志位の大阪補選にかけた思惑は完璧に的外れのトンチンカンで、その愚昧さをさらけ出しただけだった。
 彼は共産党が無所属で立候補するなら、野党共闘のヘゲモニーを握れると勘違いしたのかどうかは知らないが、現職の衆議院議員で国会でも派手にふるまった宮本に議員を辞めさせて、あえて補選に立候補させて衆議院の議席増を狙った。宮本は衆議院比例近畿ブロックで当選しているから、宮本が辞めても次点の清水が繰り上げになるだけで、衆議院の共産党議員は減らないということを打算してのことでもあったろうか。

 それとも予想される共産党の〝基礎票〟に、無党派=市民派の有権者や、候補者を立てない立・民や国・民の票を集めればどうして当選しないことがあろうかと、自党の本当の力について過信し、また客観的な情勢にも盲目で、完全に読み違えたのであろうか。

 しかし立・民の支持層などといっても労働者・働く者のなかに浸透した分厚く、確かなものではなく、無党派や市民派と似たようなものでしかないとするなら、そんな〝浮動票〟に依存した選挙闘争で勝利を得るなどと安易に言うことができるはずもなかったのである。

 選挙後明らかになったことは、無党派の投票対象は維新や自民党であり、そして樽床であって、情けないことに、「市民との共闘」を謳い、大切にした宮本は、その〝市民たち〟つまり無党派の1割ほどの支持しか集め得たにすぎず、他の3候補の20%、30%に大きく水をあけられたのである。

 共産党は野党共闘路線の建前に逆行する党独自の候補者にこだわり、その立候補を強行したのである。党名を隠して「無所属」を名乗ったとしても、そんなものは姑息なごまかしであって、有権者も他党も宮本が共産党の独自候補であり、志位が独自候補にこだわり、自党ファーストの独断専行の試みに走ったということは余りに明らかだったのだから、実際には何の意味もなかったのである。

 元民進で無所属の樽床がすでに立候補を決めており、しかも野党共闘でやれば、それぞれ公明党との関係など問題や弱点を抱え、しかも事実上保守陣営の分裂選挙になっている維新や自民党をともに圧倒し、勝利し得る可能性があったところに、志位は一体何のために、何を考え、何を目的にして独自候補の宮本を押し立てたのか。

 志位のやったことが労働者・働く者の利益でも、野党共闘のためでないことは明らかである、野党共闘ならなぜ樽床なのか、宮本でやらないのか、あるいは他の候補はいないのかといったような相談や話し合いがあってしかるべきなのに、そして野党票を分断したら、維新や自民党を利することは明らかであったのに、そうしたことに配慮することなど一切なかったからである。
 
 宮本陣営は選挙中、「安倍政権を倒すために、宮本さんを国会に戻そう」などと呼びかけたが、自民党を落としても維新が通ったのでは、かえって余計に労働者・働く者にとって害があるとも思わなかったのであろうか。共産党は維新の会にも自民党に反対していなかったのか。大阪では、安倍政権を追い詰め、倒すためには、大阪の自民党に反対するより、維新に反対する方が重要であるということを自覚し、反省しているべきではなかったのか、というのは、安倍や菅は実際には、大阪の自民党より維新の方が頼りがいのある盟友と信じ、重視していたからである。安倍が大阪の自民党の応援に入ったのが、選挙の前日であり、しかも形だけの、心のこもらない応援で済ませたのは決して偶然ではない。

 国会議員を辞めて衆院補選に立候補しておいて、「安倍政権を倒すために、宮本さんを国会に戻そう」もクソもない、「国会に戻そう」など訴えるくらいなら、そもそも最初から議員を辞職しなければはいいだけのことである。これでは安倍が「今の経済状況の下で消費増税をしたら深刻な経済不況になる」と共産党から批判されて、「消費増税をしても、それに匹敵するカネをバラまくから安心せよ」というも同然の(それくらいなら、消費増税をしなければいいと、共産党は安倍を批判したのではなかったか)、国民愚弄のへ理屈ではないのか。

 

・原則をたちまち放棄して、本性さらけ出した立・民の枝野
 大阪補選において、立・民のやったことも理解不可能であった。彼らもまた最近は野党共闘に対する否定的態度を修正して、野党共闘を謳っていたのではなかったのか。元民進党の仲間内の候補を差し置いて、共産党候補を応援することが、どうして野党共闘なのか、それとイコールなのか。

 両者を一本化して、維新や自民党に対抗し、維新や自民党の候補を共に打倒することが、立憲民主党の、枝野のなすべきことではなかったのか。

宮本の事務所に枝野や初鹿らが行って、宮本の勝利を祈る等々ポスターを送ったり、今回の市民と野党(共産党)との共闘は、「これまでにない形の共闘。初めてのケースだ」と意味不明の誉め言葉をもてあそび、宮本の勝利が、「日本の歴史や未来を変える第一歩になる」と歯の浮くようなお世辞を振りまいたが、一体何のためだったのか。
 そして穀田は、40人の野党議員が駆けつけて来たが、「どういう方と協力するか、いつも来られた人々の名簿を懐に入れて(選挙闘争に)走っている」と、傲然と圧力をかけている。


 宮本が勝つかもしれないと予想して、先行投資でもしたかったのか知らないが、そうだとしたら、枝野らは共産党といった、ろくでもない政党の本当の姿も何も分かっていないのである。枝野は選挙において共産党系のいくばくかの〝ケチな〟票の欲しさに、それによって数議席を増やすために、原則も何もない政治にすでにどっぷり浸り始め、手を染めているということか。せいぜいそれくらいの政治家にすぎないという底が、たちまち割れたというものである。


 宮本が「党首が来たのは大きい」、「百人力だ。無所属で立った甲斐があった」、「野党共闘が組みあがった」と狂喜乱舞したのも当然であった。我々に言わせれば、双方ともお似合いであり、〝どっちもどっち〟の、たちまち腐っていく卑俗無気力の頽廃政党というだけのことだ。

 

・野党共闘がマイナスの効果しかないことを暴露
 共産党は大阪補選で決定的に敗北することによって、野党共闘で主導権を握ることを諦めざるを得なくなった、というのは、有利な客観的な条件があり、野党や市民派の総力を挙げての応援にも関わらず、元来の共産党の票さえ結集することができなかったからである、野党共闘がマイナス効果しか持たないことを暴露してしまったからである。

 志位は参院選の32の一人区で、野党各党がどんな割り振りで立候補するかを問題に、直近の国政選挙における各党の得票数に比例してやるべきだと主張した。つまり立・民と国・民と共産と社民の4野党の得票数の比が15対10対6対1だとしたら、立・民が15の一人区から、国・民が10の一人区から、共産が6の一人区から、社民が1の一人区から立候補するように調整するという提案である。


 しかし立・民や国・民は共産に野党が勝ちそうな選挙区の6つを配分するのを躊躇し、避けようとするだろう――共産がやれば、勝てるかもしれないのに惨敗するだろうから――、そして立・民や国・民は自党が立候補するなら確実に勝利し得る、有利な選挙区を取ろうとするだろう。


 しかも各党の自党ファースト主義と勝手な思惑が幅を利かし、まかり通り、衝突するなら、4党が32の一人区のどこを、いくつずつ担当するかをめぐる協議はたちまち行き詰まり、簡単に決まることは決してないだろうし、決まったとしてもすべての野党が固く一致して他党の候補のために全力を挙げるということにもならないだろう(ただでさえ仲の悪い野党同士もまたいくらでもあるのだから)。
 
 そんな話し合いや協議はたちまち難航し、至難の業となり、挙句の果てには頓挫するしかなくなるだろう。各党がいくつかの、どこの選挙区を全ての党が満足するような〝公平な〟形で配分できて、お互いに気持ちよく、全力を挙げて参院選を闘うことができるなどと言うことは幻想化、夢物語でしかないだろう。


 そんな無意味で無駄なことに労力や時間を費やすより、今こそ各党はそれぞれのやり方や内容で、またそれぞれ安倍政権との独自の闘いを、全力を挙げて開始し、貫徹することこそが必要であり、重要ではないのか。共産党らは「本気」についておしゃべりするのが趣味のようだが、必要なものは「本気の野党共闘」などではなく、各党の真剣で、「本気の闘い」だけである。


賛同や激励の数々に勇気づけられて――大阪・佐々木予定候補の街頭演説会

大阪北支部と堺支部は、4月12日JR環状線京橋駅と京阪本線京橋駅の間の広場で、街頭演説会を開催しました。これまでは朝に街頭演説会を行ってきましたが、今回は夕方5時半から行いました。時間的な余裕があるのか、より多くの人が『海つばめ』を手にし、演説関心を寄せてくれました。


20190412街宣





大阪選挙区予定候補者・佐々木一郎さんが次のような演説行いました

◎維新は都構想でデマゴギーを振りまく

4月7日に行われた大阪の四重選挙は、維新の大勝でした。維新は、都構想が進まないことに業を煮やしてダブル選を仕掛けました。都構想で大阪が成長すると維新がいうのは、デマゴギーのようなものではないでしょうか。

都構想で、府と市の二重行政が解消し、財政効率化ができると言いますが、大阪市が四つの特別区に分かれ地方自治体が増えることになります。地方自治の合理化に逆行するもので、財政効率化は何の保証もないものです。

 維新は万博誘致の勢いを駆って、万博やカジノで大阪を成長させると言いますが、万博やカジノは生産的に支出される投資、富を増やすものでなく、他人のふところのカネを、自分のふところにいれる類のものであります。成長とは無縁です。

都構想は既得権益をなくすものだといいますが、大阪市の権益を府が吸い上げるもので、大きな権力が生まれます。その権力を行使して、都構想、万博、カジノ、そのための公共事業を進めるもので、無駄の解消どころか、財政赤字を膨らませます。

 

◎維新と自民党に対する階級的反撃を、反維新だと言って自民党推薦候補者を支持できない

私たちは現在、給料は増えない、仕事はきつくなる、物価は少しずつ上がり生活が苦しくなる、先の見えないやりきれない状況に陥っています。わらをもつかむ気持ちで、都構想で成長するという維新に期待を寄せたのではないでしょうか。

しかし都構想は幻想を煽るものでしかありません。反維新を唱える自民党の陣営はそれに対抗する展望を示すことができず支持されなかったのではないでしょうか。

 資本が支配する生産は行き詰っています。そのため資本は、不安定で低賃金の非正規労働や長時間労働で搾取を強めています。維新も自民党も働く者のこの深刻な問題を解決できません。資本の支配と闘う労働者・働く者が主人公になる新しい社会こそが求められています。反維新だといって、共産党のように自民党推薦の候補者を支持するのでなく、維新や自民党に対する労働者の断固とした闘いが必要です。新しい社会へ展望を開く闘いが必要です。

 

◎安倍政権を一掃し、労働者の解放をめざす闘いを

「労働の解放をめざす労働者党」は、今年の参議院選挙に、「労働者の代表を国会へ」の合言葉のもと、全国で10人の候補者を立て、確認団体として闘うことにしています。ここ大阪選挙区からは佐々木が立って闘います。私たちの党に賛同され結集されまして、腐敗堕落した安倍政権を一掃する、労働者・働く者の新しい闘いを作っていこうではありませんか。

賛同や激励の数々に勇気づけられて

 「
都構想は幻想を煽るものでしかありません」と言うところに通りかかった労働者は、「そのとおりや」と応援してくれました。


『海つばめ』を配る我々の仲間の元職場の同僚や、共に闘っている非戦市民講座、仲間ユニオン(ZAZA)の人が気付き、「応援するよ」、「安倍と闘おう」、「今危険な状態です、頑張ってください」と激励の言葉を掛けてくれました。

また衆院大阪十二区補選の宮本候補を応援する「勝手連」の青年に話かけられ、お互いに安倍政権を打倒しましょうというと意気投合しました。

統一地方選挙前半戦が終り、これから本格的に参議院選挙に向けた闘いを強めて行きます。

吉村ふみお・比例区予定候補の奮戦記――訪ねて、話し込み、意気投合して NO.7

吉村ふみお・比例区予定候補の奮戦記――訪ねて、話し込み、意気投合して NO.7

元同僚で半日勤務の診療所受付だった方宅訪問。子供が大きくなり、現在はフルタイムで別の事業所介護職員として働いている。

数年前にその職場の系列での労組結成を応援したこともあり、労働実態を聞いたことがあった。人手がなくて忙しく毎日クタクタ、家に帰っても疲れで何もする気がおこらない、訴えたいのはそれを何とかしてということだけ、との話。当時の年賀状では「年末に体調を崩しています」とあった。生憎留守だったが、吉村パンフ、名刺等を郵便受けに投函。

 

② 退職時の私の仕事は、通所リハビリ職場での事務職だったが、人出不足で利用者宅と事業所間の送迎業務(車運転)を度々担っていた。

春闘では毎回、人員増や速やかな欠員補充の要求をしており、人員不足のまま介護職員以外のスタッフに送迎をさせて事足れりとするような、そんなその場しのぎはよくない、緊急避難的に担うことはあっても常態化は不当と訴えてはいるが、しぶしぶ応じてきた。

おかげで何人かの利用者宅は知っており、退職の挨拶を兼ねて訪問した。一人目の方は来客中で、その人の分もと言われたので、退職の挨拶と吉村パンフを2部お渡しした。二人目の方は奥様が出てこられ、以前送迎でお伺いしたこともある吉村ですというと、奥で横になられていた利用者本人を呼んでくれた。

「すいませんわざわざお呼びだてしてしまい」と恐縮。退職したがこの7月の参院選に立候補予定である旨パンフ渡しつつ説明させていただいた。知らぬ人ではないので支持したい、頑張ってくれと励まされた。

 

③ 『海つばめ』宅配読者訪問。一人は労組書記長でもあり、出来上がったばかりの「介護パンフ」5部を託す。後の一人は不在につき、「介護パンフ」と代表委からの「介護パンフ挨拶文」をポストへ投函。

 

④ 元職場系列のグループホーム職場訪問。数年前、労組加入したい人がいるので説明に出向いてくれと執行委員の一人から依頼をうけて、市内のファミレスで待ち合わせて説明、その場で加入申込書に記入してくれた方の職場である。

同僚の中には、上司と個人交渉して待遇を良くしてもらった人がいるが、そんな職場はおかしいと思うと言われ、どれほど良くなったかは知らないが、個々バラバラでの要求は経営側が圧倒的に強いので限界がある、労働組合の組織的な要求と団結した闘いこそが待遇改善の最善策だと当時説明した。

今回、本人は60歳を超えて嘱託身分となっており、以前と全く同じ仕事内容で若い職員以上に働いていると自負しているが、ボーナスが寸志(1万円を切る)で不当だと訴えられた。

春闘では60歳定年を65歳に引き上げよとの要求をしている、現行の就業規則では、「60歳定年とそれ以降は嘱託身分で一時金なし」とされているが、65歳定年になれば65歳から嘱託となり、一時金は65歳まで支給されることになる要求だと説明。

高年齢者雇用安定法は65歳までの雇用は義務としたが、定年延長や労働条件は任意とした。経営側にとって高齢労働者を戦力としてフル活用しながら労働条件は切り下げ、搾取度を上げる例がここでもある。

この職場ではこの労組員と傍で聞いていた同僚に吉村パンフを手渡す。また、この職場の駐車場で洗車中の方(送迎担当の運転業務員)にもパンフを渡して説明。

 

⑤ 自治労県本部副委員長を歴任し、現在も県職労役員の方の職場訪問。

私の政治的立場の話(民主や立憲民主、社民、共産とも見解や路線が違う)は初めて。県本部機関紙の社民党市議の投稿記事に「賃上げで消費が増えれば貨幣循環が促され、いいことだ等」とあった、アベノミクス礼賛だがどう思うと切り出し、労資協調の行き着いた例として第一次世界大戦に祖国防衛に賛同した独社会民主党を挙げた。今は戦争反対と言っていても資本の体制が揺らいだ時に秩序維持として労働者に敵対した共産党の例も。

安倍の反動教育路線に関連して、育鵬社版教科書採択に反対し、行政裁判に取り組んでいるとの話もした。

 相手は、2001年、当時の加戸知事が推奨した「扶桑社版中学歴史教科書」を教育委員会が採択した際の経緯説明にあたって、途中で傍聴者(約250名の採択反対者、彼も私もその一人)を会議室に閉じ込めて委員が別室で最終決定し文科省に採択結果を報告したことがあったが、この暴挙を阻止しようとした自分達の前に両手を広げて立ちふさがったのが当時の共産党県議だったと話してくれた。別れ際に「共闘できることがあればやります」と言ってくれた。

街宣に宅配に! 開始された19決戦後半戦の闘いーー愛知・古川ひとし予定候補

【4、5月の活動方針を決定】

 4、5月の活動方針を決定した愛知支部は「労働者党と古川ひとしを応援する会」のメンバーと共に後半戦の闘いに突入した。

 『海つばめ』1337
号改ビラと支部ビラ(1面は4・1代表委員会メッセージ、面は「介護を介護労働者に押し付けるのではなく誰もが等しく介護に従事する共同体原理の適用を提案して参院選を闘います!」の見出しで介護問題を論じたビラ)をセットにした9000枚のビラ配布を地方選投票日を待って9日から開始した。


【応援する会もフル回転】

 応援する会は、宅配を中心に5000枚を引き受け、早速活動を開始した。県内で400戸以上の市営、県営、UR住宅のリストアップは完了し、該当する団地の住所、最寄り駅、戸数、地図を貼り付けた宅配指示書を作成中で、会員にビラと一緒に渡す計画。

 宣伝カーの仕様も決定(車種はトヨタのプロボックス、放送設備は300Wハイパワーアンプ、スピーカーは4本、照明付き看板で5月中に準備し、6月から使用)。

 ポスターは名古屋を中心に3000
枚。優先順位は、期日前投票所周辺を最優先(名古屋以外もそこを重点に行う)。ポスターの準備は6月初旬までに。裏打ちの両面テープは業務用(6000m分)を購入。

 メーデーは応援する会の会員も含め7名で宣伝。ゼッケンと全員が同じTシャツで登場する予定。


名古屋駅で街頭演説会


 日、名古屋駅で街頭演説会を開催。

 新元号発表に至る代替わりの空騒ぎを時の権力者が天皇を担ぎ上げ政治の表舞台に登場させるのは、異常であり、歴史的な転換点に来ている。それは、安倍の政治的な信念である天皇制国家主義への衝動であり、森加計疑獄事件や統計詐称事件で薄汚れた安倍政権を〝着飾る〟道具としての政治利用でもある。

 高校野球の選抜で東邦が優勝し、平成の選抜は東邦の優勝で始まり東邦の優勝で平成を締めくくったと、浮かれている場合ではない! と訴え、「国民主権」を謳う労働者党の「憲法改定草案」への支持を呼び掛けた。


20190410古川演説_名古屋駅


 「介護問題」も通行人の関心を呼んだ。
 安倍は、介護労働者不足を外国人労働者の導入やわずかばかりの待遇改善でお茶を濁そうとしている。労働者党は、介護は国民全員の共同作業として担う共同体原理の適用を要求して参院選を闘うと訴えた。

 
 統一地方選の投票率が44
%で有権者の半数以上が棄権しているが、これは野党の政治があまりにも無内容だからである。支持政党なしが40%以上あるが、労働者党は参院選挙に空文句ではない政策を訴え、愛知の有権者に手垢のついた政党、政治家に変わる新しい選択を提供するので是非、支持をしてくれる様に呼び掛け街頭演説を締めくくった。

 愛知、東海地方の皆さん、古川ひとしと労働者党の闘いにぜひご参加を!


林、岩瀬予定候補、熱弁をふるう

4月3日 中野公開街頭演説会の報告
中野駅1






 

 参院選に向けての、党としての、さらには比例区と東京選挙区の闘いの一つの重要な方法として、街頭公開演説会を継続的に――原則週一回――開催し、参院選に向けて我々の闘いを盛り上げ、浸透させていくことを考え、4月3日、中央線の一つの重要な駅である中野駅頭で最初の公開街頭演説会を行いました

林1-1 比例区の予定候補者でもある林党代表の2回の熱弁を先頭に、岩瀬さんや代表委員の渡辺さんが相次いでマイクを握り、車上から訴えました。最初の演説会ということもあり、立ち止まって耳を傾ける人々はまだまだ多くはありませんでしたが、今後も粘り強く継続し、選挙戦の最後には中野駅北口広場を埋め尽くすような大演説会にまで盛り上げ、参院選勝利のための一つの重大な闘いの手段とも、拠点ともしていきます。

 中野駅北口は東京でも一番の街宣場所の一つと言えます。早稲田通りまで真北に向かって2百メートルほども伸びるブロードウェイ――二階建てで、多くの商店が密集している――があり、駅からブロードウェイに向かう人も反対に駅に向かう人も途切れることなく続き、行き来しています。
 中野駅頭-1
駅のプラットフォームや電車の中からも、演説者や演壇が丸見えです。そして駅前の小公園にはベンチに座っている2、30人の〝聴衆〟さえいて話しやすく、林氏は最初と最後の2回、50分と30分くらい、気持ちよさそうに熱弁を振るいました。

林2-1

 この夕方から夜にかけての2時間くらいで、少なくともわが党の演説している姿や多くの旗や車のスローガンを見た人は、合計すれば数百人、否、千人にも二千人にも達したことでしょう。何しろ通行人が広場の一角をよぎってほぼ直線でぞろぞろと行き来するのでビラも超まき易く、行き交う人の数も半端でなく多いです。

 まだ到底人々に力強く訴えると言えないような演説もありましたが、それは今後徹底的に改善して行かなくてはならない、我々の重大な課題です。

 当日十人位結集しましたが、首都圏の多くの読者も仲間や知り合いを誘って、どんどん参加し、わが党や、候補者の生き生きとした生の訴えを聞いてみてください。
中野駅頭2-1

ユーチューブにも演説会の様子が掲載されています。「労働者党」で検索してみてください。

★ 自民党と反動の改憲策動、軍国主義路線を断固粉砕しよう!
★「搾取の廃絶」と「労働の解
  放」の旗を高く掲げよう!
★労働者の闘いを発展させ、
  労働者の代表を国会へ!
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