労働の解放をめざす労働者党ブログ

2017年4月結成された『労働の解放をめざす労働者党』のブログです。

2019年05月

参議院選挙に参加します、選挙資金・供託金カンパを募ります

 労働者党は、この夏に行われる参議院選挙に参加(比例区4名、選挙区6名)することを決定しています。供託金だけで実に4,200万円も必要です。選挙に出る為の入り口で、国がこんな多額の「みかじめ料」を課すのは、労働者の政党などを選挙闘争から排除するためです。

 私たちは何としても労働者に責任を果たす政党として、この参議院選挙に参加し、安倍政権を追いつめ、また搾取労働、差別労働の一掃を求めて闘う覚悟です。野党共闘が叫ばれていますが、野党共闘路線を前面に打ち出した共産党などは、16参院選でも17衆院選でも敗北し、自民党に名をなさしめました。そして、後になって、民進党議員が「裏切った」と批判しましたが、自民党にいてもおかしくない民進党議員を野党統一候補として押し出し、有権者に幻想を煽り、その結果、当選した民進党議員はその本性に従って、国民民主や立憲民主に行ったに過ぎなかったのです。「裏切った」のは民進党議員の方ではなく、民進党議員を推薦し応援した共産党などの野党共闘路線派であったのです。
 私たちは、野党共闘ではなく、安倍政権を倒す意思のある各政党がそれぞれ全力で本気で闘うことが一番の効果を上げ得ると考えています。

 私たちのようなミニ政党が選挙に参加し闘うためには、圧倒的な労働者の皆さんの応援が必要ですが、まず、選挙闘争に参加するためのカンパを集めなければなりません。皆さんの心よりのカンパをお願いする次第です。仮に100万票余の比例区票を得れば一人の生粋の労働者議員が誕生します。それが一番の安倍政権への痛打になると信じます。
 
 下の写真にあるゆうちょ銀行の口座番号(当座番号)と振替先である「全国社研社」を記入の上カンパの振込をお願い致します。
ゆうちょ振替用紙

吉村ふみお・比例区予定候補の奮戦記――訪ねて、話し込み、意気投合して NO.8

松山や今治に遠征――住友重機や住友化学工場前で街宣、技能実習生との遭遇も



① 新居浜市議選中につき遠征して県都の松山市、砥部町、東温市の県営住宅やテイジン社宅に『海つばめ号外』を配布。配布中遭遇した団地回りの移動スーパー店員、訪問介護員にも「是非読んでくれ」と手渡す。全体で1200枚弱。帰りに選挙本をカンパ込み2000円で購入してくれた同市の友人宅を訪問し、奮戦記パンフ渡す。

 

② 松山市北部の県営住宅、市営住宅、今治市の造船会社(新来島ドック)社宅(この社宅は30年ぶりだった。)に配布。全体で1000枚。屋上に「新来島ドック」の看板がある12階建て2棟を終え、3階建て8棟に移る。

「新来島ドック」は「来島ドック」時代から松山刑務所の収容者の一部を労働者として受け入れて敷地内の一角に寮制の作業所を設け「塀のない刑務所」として知られていたが、昨年4月一人の収容者が脱走、しまなみ海道ルートの島に潜伏した後、泳いで対岸の広島県に逃れ3週間後に広島市内のネットカフェで通報され逮捕された事件があった。
 模範囚でかつ体力に優れた者が応募でき刑期が短縮されるメリットもあるが、軍隊式の規律と過酷な労働で脱走者はたびたび出ていた。

郵便受けの名前に監理会社(外国人技能実習生の日本側斡旋業者)名や有限会社名(監理会社から外国人を斡旋してもらう会社)と、少数のカタカナや漢字一文字の苗字表記、一つの郵便受けに4名の名前、ここで、ほとんどが中国人を中心とする技能実習生の宿舎であることに気が付いた。
 参院選挙参加の内容の号外なので票には直接関係ないとは思いつつ、労働者の利益を代表して闘う政党が日本に存在することを知ってもらえる可能性を信じつつ配布。広い駐車場に乗用車はなく宿舎出入り口は自転車で溢れかえっている。棟と棟の間の空き地はきれいに耕され畑として作物が栽培中であった。

ずっと以前だが、この今治市の縫製工場で働く技能実習生達(女性)が300円の手当てで深夜まで残業をさせられ、寮費代を引かれたら手取り賃金では食事もままならず、故郷の中国から干し野菜を送ってもらい、それを煮て食べていると交流会で直接お聞きしたことがあったが、それを思い出した。住宅棟の外に4人ほどが立話をしていたので声をかけてみた。
 「中国人ですか、私は日本人だ」と中国語で言ったつもりだが通じない。日本語も分からないと言うので、何の仕事をしているかだけでも知りたくてジョブとかワークとか英単語を並べても通じない、造船の仕事ではなく毎日車で迎えに来て作業所に行っているらしいことがしぐさでかろうじて分かる。

技能実習生は日本語研修を受けているはずだが、縫製工場の女性達同様簡単な会話もできないようだ。ドイツなどは外国人労働者に半年かけて語学等を政府・企業の費用で、つまり本人負担なしで講習しているのとは大違いだ。4月からの特定技能者への日本語講習も受入れ先の企業任せだから今後も同様の状態が続くと思われる。

ゴミ収集場にはカタカナで「キチントゴミヲステロ」(監督)と張り紙があった。廃棄方法を理解してもらえるような丁寧な語学研修を怠り、命令口調で平然とこんな書き方をする(監督)は、戦前韓国徴用工を酷使した日本企業の監督と同類である。社宅敷地出口付近を歩く中国人労働者5人と遭遇。皆二十歳前後で自分の息子より若い。車中にあった「不知火」(温州ミカンとオレンジをかけ合せた品種)を日本の珍しいミカンだ、元々は君たちの中国から渡ってきた果物だと、通じないのは承知でしゃべりながら一人一人に手渡す。意外にも「ありがとう」と日本語で礼を言われた。

 

③ 住友重機、住友化学本社工場前で街宣。

 

④ 宅配「海つばめ」読者宅訪問。ご在宅で、「以前振込用紙をもらっていたが失くしたので遅くなったが頑張ってくれ」とカンパ1万円頂く。着いたばかりの「奮闘記」パンフ渡す。

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