「搾取労働、差別労働と闘うことを中心に据えていく」、利権の温床にさえなっている「カネのバラ撒き福祉に労働者独自の政策を対置する」、「もし改憲が持ち出されるなら護憲派とは違って『国民主権』の徹底という観点から闘う」と
6月7日(木)に新聞社やテレビ局15社が集まり、岩瀬清次さんの立候補表明の記者会見が行われました。2時半から40分位の会見でした。「海つばめ」、選挙パンフ3種、比例特定枠の伊藤予定候補といわせ予定候補のパンフレットなどを資料として渡しました。
会見では最初にごうだから、労働者党は古くから闘ってきた政党であること、今回は候補者10名を立て確認団体として闘うこと、岩瀬さんのプロフィールなど説明しました。
続いて岩瀬さんは、「搾取労働、差別労働と闘うことを中心に据えていく」ことを強調、「カネのバラ撒き福祉」(利権の温床にさえなっている)などにも言及し、また、「もし改憲が持ち出されるなら護憲派とは違って『国民主権』の徹底という観点から闘う」などと説明しました。
続いて記者からの質問に移りました。「現状をどう見るか?」との問いがあり、それに 答えて、野党共闘で自民党と闘うことはできない。野党共闘と言っても、財政や経済問題や社会保障の問題、また改憲問題でも、「大異を捨てて大同につく」(共産党志位委員長の言葉)結果、味気ない共通政策を掲げることになり、そんな野合では、安倍政権と闘うといっても、政権と似たような政策を競うだけになると回答。
我々は、労働者・働く者の観点を強く押し出して断固として闘い、その結果として労働者・働く者を代表する議員を誕生させるなら、それが一番安倍政権・自民党にとって脅威になると訴えました。
実際、改憲問題をみても、野党は「安倍の改憲反対」といった、わけのわからないスローガンを掲げています。それには理由があるのです。国民民主や立憲民主はもちろん、共産党も個別的自衛権(専守防衛)や日米安保(事実上集団的自衛権行使である)を認めています。しかし、それらは、憲法9条の精神とは違っています。
こうした野党に対して、リベラル派の井上達夫・東大教授は「自民も野党も解釈改憲をしている」(「朝日新聞」5月3日)と痛烈に批判しています。つまり、野党は自民党とは違う別の9条改憲を腹にしまっているとしか考えられないと言うのです。論理的にはそうなります。護憲派の矛盾が暴露されているのです。
「当選したら?」の質問には、「『働き方改革』の欺瞞性を突きながら、労働者の直面している問題に差別労働・搾取労働の一掃という基本的立場で闘っていく」、野党票の分散で自民党を利さないか? との質問に対しては、「野党から票を奪うといったさもしいことは少しも考えていない、野党に飽き足らない票を掘り起こして行く」と答えました。
あとは経歴や肩書の確認などがありました。