
労働者党理論誌『プロメテウス』64号発行さる!
2025年の年末ギリギリに本誌を発行することができたのは、〝災いを転じて福となす〟と言うべきか。発行遅延の間に生じた新事態――高市新政権の発足とその策動、トランプ政権の行き詰まりと〝社会民主主義者〟を公言するニューヨーク市長の登場等々――の分析を織り込むことができたからである。
10月初めにポピュリズム批判と柄谷批判を特集とした第一次原稿が提出されて以来、執筆者と編集者は、分析と批判をより鋭く、深く、根底的なものへと高めるために、努力を積み重ねてきた。国から給与を貰い、テレビに出まくり好き勝手な発言をしているどこかの大学の先生とは違って、執筆者は全員が無給で、「海つばめ」の月2回発行、『資本論』学習会の月例開催、組織活動に明け暮れている。
おかげで(?)、誰におもねることも遠慮することもなく、ひたすら批判の刃を研ぎ澄ませ、事の本質をえぐり出し、闘いの道を指し示すことができたのではないかと考えている。
参院選で浮上した右翼ポピュリズム――参政党に代表される――のデマ政治に対し、田口論文は事実によってその嘘を暴き、どんな逃げ道も許さず、批判し尽くしている。
古川論文は、トランプ登場の背景にあるアメリカ資本主義の矛盾と頽廃を抉り出し、生まれつつある大衆的な反撃の動きをも分析している。
渡辺論文は朝日新聞連載で蘇ったかの柄谷行人の理論が空虚で無内容な空論であることを立証し、。「海つばめ」掲載の記事はその批判を補っている。
書評は、連合赤軍・森恒夫の足跡を追いながら、著者が解明できなかった同志殺しに至る過程の根底――観念的で独りよがりの急進主義、一揆主義の行き詰まりと破産――を摘出している。
宮本論文は、本誌63号の特集に触発されて宮本氏が長年感じていた斎藤〝理論〟への疑問と批判をまとめ、投稿されたものである。マルクス批判家たちの潮流の分析を含め、斎藤〝理論〟のまやかしと欺瞞を暴いている。末尾の〝決意表明〟にある通り、宮本氏は今、立派に党員として活動していることをつけ加えておきたい。 (S) 【プロメ64号編集後記より】
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