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楽しくもあり、つらくもあり

 ――選挙戦を闘って

【神奈川11区候補者 あくつ孝行】

小泉王国に風穴を開けたい、少なくとも共産党の瀬戸には負けたくない、という思いで選挙戦に臨んだ。しかし、結果は3133票(得票率16%)、惨敗だった。瀬戸どころか落下傘候補の真白にもはるかに及ばない得票数だ。参議院より衆院選は政党間の争いという感が強いと言っていた新聞記者の言葉が思い出される。我々も党だが、選挙法上政党とは扱ってくれていない。


 組織力がものをいうということだろうが、参院選より狭い地域での闘いだから、短期間とはいえフル稼働で党の訴えや自己アピールを展開していけば、良い結果が得られるのではないかと考えていた。

しかし惨敗とはいえ、3133票の一票一票は非常に重くて貴重な気がする。「やっと投票できる人が出てきた」「他の人に入れる人がいなかった」とか、団地で演説していると、わざわざ出て来てくれて、「あなたに入れてきましたよ」といって握手をしてくれた期日前投票してきてくれた60歳代?の女性や、朝立ちをしている時に、出勤途上のサラリーマン風の人にもやはり「あなたに投票してきましたよ」など、公報を見て決めたのかビラを見て決めたのかは聞き損じたたが、嬉しくもあり勇気づけられた。

また数人の三崎高校の卒業生が陣中見舞に訪れて来てくれたこと、激励の電話をくれた元同僚など、大いに元気づけられた。後半は雨だったが、雨の中わざわざ候補者カーの所まで来てくれ応援してくれた人もいたりして充実した選挙戦でもあった。また神奈川のシンパで資本論の学習会に出ている女性が毎日党員と同じように手伝ってくれたことも、驚きでもあり感謝でいっぱいである。

全国の党員が一丸となって、寝食を共にし闘った経験、次に繋げていけるものと確信をしたし、課題もいくつか出たことも確かだが、つらくもあり、また楽しかったとも言える選挙戦だった。