労働者党の第2回大会の決議第部を紹介します。 (6)




また、安倍は高齢者に社会保障が「偏っている」から、「全世代型の」社会保障に転換するというが、そんなことはまず不可能であり、次いで、そんなことをして何の得にもならないだろう。不可能だというのは、年と共に大病や認知症などになり、介護サービス等々を必要とすることは必然であり、一つの自然法則だからであり、まして高齢化社会において、高齢者のための社会保障費用が「偏る」のは当然のことである。


そんなときに、「全世代型の」社会保障を持ち出す連中は、社会保障の問題を真剣に考え、本当の解決策を見出すという困難な課題から目をそむけ、逃げ出すことであり、全き無責任と卑劣さ――安倍政権の本性――をさらけ出すことである。彼らはそんな困難な課題の解決をらちもない、そして有害な空文句と幻想にすり替えるのである。