兵庫の労働者からの投稿を紹介します。
命を削る産廃処理の現場から
全ての労働者に訴える
私は産業廃棄物の中間処理工場で働いている。産業廃棄物とは事業活動に伴って排出される廃棄物のことで、その種類は20品目ある。中間処理とは、これらを最終処分するために、分別や破砕、脱水などの処理を行う工程である。
私の勤務先には4つの処理工場があり、私はその中で最も規模の大きい第一工場に配属されている。第一工場には正社員の作業員が20人ほど在籍しているが、それだけでは人手が足りず、多くの派遣作業員が働いている。日本人もいるが、その大半はベトナム人である。近くにある専門学校が外国人留学生を多数受け入れており、その学生たちが働きに来ている。
労働環境は非常に厳しい。「3K(きつい、汚い、危険)」という言葉があるが、私の職場はそれに「帰れない」「厳しい」「給料が安い」を加えた「6K」と言っても過言ではない。扱うものの性質上やむを得ない面もあるが、廃棄物の中にはガラス片や釘、リチウムイオン電池など危険物が数多く混入しており、作業中は常に危険と隣り合わせである。実際にけがをする人も少なくない。
作業場は屋外にあり、夏は酷暑、冬は厳寒にさらされる。屋根は設置されているものの、直射日光を多少遮る程度で十分な効果はない。そのため、数年に一度は熱中症で倒れる人が出る。また、搬入車両のトラックや場内を走るフォークリフトの騒音が絶えず、大声でなければ会話もままならない。
労働時間も長い。本来は午前7時から午後4時までの勤務だが、毎日1時間の残業が事実上常態化しており、通常でも午後5時まで働くことになる。さらに、終了間際に廃棄物を持ち込む客も多く、その対応のため退勤時間がさらに遅くなることも珍しくない。
これで賃金が十分であればまだ救いがあるが、決して高いとは言えない。私の場合、月収は17万円程度である。独身者や実家暮らしであれば何とか生活できても、家族を養うには厳しい水準だ。そのため、多くの作業員が残業代を生活費の一部として当てにせざるを得ない状況にある。
こんな状況に対して、経営陣は「良い会社をつくります」「安全職場」「健康経営」といったスローガンを繰り返し掲げている。しかし、それに伴って実施される施策は、小手先のものばかりである。
例えば、会社では毎月1回「安全衛生会議」が開かれている。会社内で発生した事故やヒヤリ・ハット事例を共有し、再発防止策を検討するための会議である。しかし、そこでの議論は最終的に「作業員の意識が低い」「注意不足だった」という結論に落ち着くことが少なくない。危険な作業環境や長時間労働といった構造的な問題にはほとんど踏み込まれず、責任が現場の作業員個人に帰されてしまうのである。
また、経営陣は社内行事に対して非常に熱心である。毎年の社員旅行をはじめ、7月には市内施設を借り切って縁日・ビンゴ大会を開催し、そのほかにも忘年会や花火大会、さらには「木鶏会」(過去記事参照)まで実施している。経営陣はこれらを「良い会社づくり」の一環と説明しているが、社内では「そんなことをする余裕があるなら給料を上げてほしい」「安全設備にもっと投資してほしい」ともっぱら不評である。
以上が私の勤務する会社の実情である。しかし、このような状況は決して一企業だけの問題ではないだろう。むしろ、多くの産業廃棄物処理会社に共通する問題ではないかと思われる。私の勤務先は県内でも最大規模の事業者であるが、それでもなお厳しい労働環境や低賃金に苦しんでいる。他社では、さらに深刻な状況に置かれている労働者も少なくないだろう。
産業廃棄物処理は、社会の維持に不可欠な仕事である。しかし、その現場を支える労働者は危険な作業と低賃金を強いられ、その犠牲の上に企業の利益が成り立っている。
このような現状を変えるためには、産業廃棄物処理に従事する労働者が団結して資本と闘うよりほかない。私もまた一介の産業廃棄物処理労働者としてその最前線に立って闘いたいと思っている。非常に困難な闘いになるかもしれないが、マルクス主義を根本に据えて団結して闘えば、小は必ず大となり勝利は我々のものである。
1917年のロシアでは第一次世界大戦終結を求めて女性労働者が行ったデモがストライキに発展し帝国崩壊へと繋がった。
現代の日本においては我々産業廃棄物処理労働者がその役割を担えるし、また担わないといけない!
エンゲルスは『空想から科学へ』の中で「資本家は、収入をまきあげること、利札を切ること、取引所で投機をやり、資本家同士たがいに、資本を奪い合うこと以外に、何らの社会的仕事をしないのである」(岩波文庫82頁)と述べた。
その通りだ!資本家がいなくても社会は成り立つが、我々労働者がいなければ社会は成り立たないのだ!
まして我々産業廃棄物処理労働者が反乱を起こしたら、またたくまに社会は機能不全に陥る。日本中にはゴミが溢れ、人が住める場所はなくなる。日本全土がかつての「夢の島」のようになるのだ!
全産業廃棄物処理労働者!我々がいるからこそ社会が成り立つのだということを資本家にはっきり知らしめようないか!そして「我々は本当に怒ってるんだぞ!」ということを資本家にはっきりと示そうではないか!
すべての産業廃棄物処理労働者に呼びかけます!
マルクス主義を学び、行動しよう!
資本家=自民党を倒そう!
真の労働者政党(労働の解放をめざす労働者党)の旗の下に結集しよう!
全産廃処理労働者は力強く団結し、共産主義社会をめざして立ちあがろう!
一緒に頑張ろう!
我々は勝つ! (H)




