愛知支部発行の『海つばめ』(号外)10月号を紹介
労働の解放をめざす労働者党愛知支部の発行の『海つばめ』(号外)10月号を紹介します。愛知支部では、衆院選を前に、若者、学生の皆さんへの訴えを強める取り組みをしています。
「新しい社会=労働の解放された社会に日本を作り変えたとき、世界中の労働者や抑圧され、人としての尊厳すら奪われている人々に、限りない希望をもたらすことが出来るし、支援をあたえることができる。」「資本主義というピラミッド社会を単純化すると、資本家、富裕層や高級官僚を頂点に中小企業や個人事業主、労働者などに分割された階級社会。資本主義が封建体制を打倒し、社会の支配的な生産様式に置き変わってから階級社会としての基本的な構造は変わってはいない。ピラミッドを破壊する作業に共に取り掛かろう!」と呼びかけています。
★衆院選を前に若者、学生の皆さんに訴える!
★策に溺れた岸田政権、低支持率に蒼ざめる
★自民党・岸田政権は資本主義の
ピラミッド社会の頂点を占める資本家や
富裕層の利益と権利を守る守護神!
★労働者党がめざす社会を明示しました、
共に闘おう!
過去三番目の低支持率に蒼ざめる岸田政権!
岸田政権が4日に発足しました。14日には衆院を解散し31日には投票が行われる。新政権発足で支持率が高く、コロナ感染拡大が落ち着いているうちに勝負を付けようという姑息な魂胆が丸見えである。
果たして「新時代共創内閣」と自ら命名した岸田首相の思惑通り、衆院選に勝利出来るのか、岸田にとって残念な事に政権発足後に行われた世論調査は、どれも低い支持率と発表され(朝日支持45%不支20%毎日支持49%不支40%)自民党は蒼ざめている。
岸田は有権者を見下して、自分を自民党総裁に押し上げた安倍、麻生らに配慮した「論功行賞」人事を行った結果が、菅政権より低い支持率である。
自民党・岸田政権は資本主義のピラミッドの頂点を守る政党
自民党は、日本の政治・経済・社会体制の骨格である資本主義体制の守護神。従って自民党の政治路線や政策は、資本主義体制というピラミッドの頂点を占める、資本家や大金持ち、企業の利益を第一に考える政党。
資本主義というピラミッド社会を単純化すると、資本家、富裕層や高級官僚を頂点に中小企業や個人事業主、労働者などに分割された階級社会。資本主義が封建体制を打倒し、社会の支配的な生産様式に置き変わってから階級社会としての基本的な構造は変わってはいない。
従って岸田政権が「成長と分配の好循環による新たな日本型資本主義の構築」を掲げて、これまでの「規制緩和・構造改革」の「新自由主義的政策」は「格差と分断を生んだ」、今後は「成長と分配の好循環」による「令和版所得倍増計画」を策定すると意気込んでいるが、資本主義の骨格である資本家を頂点とする階級社会を前提にする限り、たちまち行き詰まり、陳腐なばら撒き政策に終わらざるを得ない。既に「数十兆円規模の経済対策」を打ち出している。
資本主義社会において、資本家が会社を経営し労働者を雇用して労働させるのは、自動車や食料品などの商品を生産することが目的ではなく、労働者を搾取し利潤を獲得することが根本的な目的です。赤字決算が続くと倒産する現実が、資本主義における企業経営の目的が利潤を獲得することにあると教えている。
労働者党がめざす社会。
君たち(若者諸君)が闘いとる社会の姿を明示する!
労働者党が目指す社会を明らかにします。
「労働者党の目標は、この社会の一切の生産手段―工場、機械、運輸手段、土地その他―の私有を廃止し、それらを社会的共有に移し、社会の全成員の福祉と全面的発展とを保障するために社会的生産過程の計画化・組織化を実施することである。」
「社会主義的生産の実現と共に、人々が自分たちの消費と欲望充足のために、共同して自然に働きかけ、自然を改造して富(欲望の対象)をつくり出すという関係―人間と自然との関係、人間と人間との相互関係―は全く透明で分かり切ったものになる。今や人々は、利潤のために一つの職業、一つの仕事に一生涯を通してしばりつけられ、狭い視野におしこめられる『部分人間』であることをやめ、すべての方向に社会的関心と能力を伸ばすことが可能となる。資本への人間の従属がなくなると共に、機械への人間の従属も消滅し、人間がオートメ化された機械やロボットやコンピュータを使うのであって、その逆ではないことが明らかとなる』(労働者党綱領23頁)
「分配もまた労働時間に基づいて行われる」ようになります。『労働時間に基づく分配』が行われるなら、一切の賃金差別は無くなる。同時に、保育・教育・技術訓練・医療の全面的社会化と介護の共同体原理の導入などが進めば、労働者の家族構成の違いや労働者の教育・訓練程度の違いによって生じる生活レベルの差も解消することができる。一連の労働者の経済的要求を貫徹できるならば、野党共闘派が掲げる所得と公的サービスの「再分配」(結局、国家の借金や金持ちに財源を依存し続ける)は不要となり無用の長物になる」(海つばめ1411号から)。このような社会は決して絵空事のSF小説の世界ではありません。
科学や技術の恩恵どころか飢餓と病気、
教育も受けることなく命を落とす何千万もの人類がいる。
現代社会の生産力や科学・技術水準は恐ろしく発達し、しかも日々進化している。それが世界、日本のすべての労働者の解放と自由で豊かな生活に繋がらない理由は、社会の富を独占的に専有し利潤を目的に生産し、ピラミッドの頂点に君臨する資本家らの支配する資本主義体制にある。
盛んに取り上げられる「『誰一人取り残さない』持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」(SDGs)は、資本主義社会では中途半端なものに終わらざるを得ない。SDGsで差別の撤廃をいくら謳っても、資本主義が厳然たる差別を基礎とする階級社会にほかならないからである。
新しい社会=労働の解放された社会に日本を作り変えたとき、世界中の労働者や抑圧され、人としての尊厳すら奪われている人々に、限りない希望をもたらすことが出来るし、支援をあたえることができる。
ピラミッドを破壊する作業に共に取り掛かろう!
★衆院選挙立候補・お一人様、三百万円!
★もたざる者、参加するべからず!ではないのか
★選挙への参加を制限する供託金制度を撤廃せよ!
労働者党は31日に投票する衆議院選挙に参加しません。残念ながら、資金も人も組織も決定的に不足しているからです。
とりわけ許せないのは、憲法で謳われている参政権(立候補する権利)が、候補者1人につき三百万円もの大金を納めなければ立候補出来ない供託金制度です。
図にある通り、日本の供託金は世界一高く、アメリカやフランス、ドイツなどは供託金など必要ありません。供託金制度がある国でも韓国やオランダを除けば数万円から十万円程度です。
労働者党も2019年の参院選に愛知を含め10名の候補者を立てましたが収めた供託金は4200万(選挙区6比例区4)の巨費でした。小政党にとってどんなに大変か想像が付くでしょう。これ以外にもポスターやビラ、候補者カー期間中、選挙前の運動にかかる費用が必要です。
巨額な供託金は、事実上、参政権という民主主義的権利を制限するものです。労働者党のような小政党や志ある若者の選挙への参加を不可能にするものでしかありません。
国会に議席を保有している既成政党は供託金制度の撤廃に消極的です。左の図表を作成した共産党も「高すぎる供託金を大幅に引き下げることが求められています。」と、他人事のようにいうだけです。
「引き下げ」ではなく供託金制度は直ちに無条件に撤廃することを要求する。リベラルを装う池上彰は、テレビで「供託金は売名行為を防ぐ為に必要」と口を滑らしたが、本当の理由は、支配階級との闘いを最後まで貫く労働者党のような政党が国会に進出することを自民党が恐れているからに他ならない。
資本論を読む会 ★10月17日13時15分から15時
★あいち名古屋労働者学習クラブ
★昭和生涯学習センター
(桜通線鶴舞線「御器所」徒歩8分)
『海つばめ』は名古屋ウニタ(052-731-1380)で販売中。
他の書籍も常置。
★プロメテウス60号 近日発売 予約は名古屋ウニタで受付中
名古屋市千種区今池1-6-13今池スタービル ℡ 052-731-1380
発行:労働の解放をめざす労働者党愛知支部
℡ 070-4293-5098