「安倍のマスク」はいらない!
配布を撤回し、そのカネを早急に医療労働者に、医療最前線に!
「安倍のマスク」が不良品であることが明らかとなった。すっかり面子をなくした安倍や厚労省は、慌てて納入先の伊藤忠商事と興和(名古屋、繊維や医療品を扱う商社)に全てのマスクの回収を命じている。厚労相の加藤は「納入した企業には衛生面を含め、しっかりチェックするよう要請した」と弁解に追われた。安倍内閣が、いかにバタバタとマスクをかき集め、衛生面も点検せずに、国民の歓心を買うために、そのために配ろうとしていたかが暴露された。マスクひとつとっても、この内閣がまともなことができず、場当たり的で信用できないことがわかろう。
そもそも、安倍内閣はその当初から様々な口先だけのスローガンを掲げてきたが、何一つまともに実行してきたものはない。「美しい国づくり」から始まって、「デフレ脱却」「三本の矢」「1億総活躍社会」「女性が輝く社会」「人づくり革命」「働き方改革・同一労働同一賃金」・・・・・。数え上げればきりがない。結局安倍の政治とは、カネをばらまいては国民をたぶらかし、国の借金を途方もなく山積みし、官僚らの「忖度」と野党の無力に助けられて、森友・加計汚職を逃れ、やれ「安倍一強だ」、やれ「安倍のもとで憲法改正だ」と持ち上げられてきたのだ。とうに破綻した「アヘノミクス」も「全世代型社会保障」もコロナ禍ですっかりどこかへ吹っ飛んでしまった。あとは権力誇示の最終章・オリンピックの開催だが、これも来年どうなるかわかったものでない。今やその内閣もすっかり信用を失って、どうやら最終章を迎えんとしているようだ。
「安倍のマスクはいらない!配布を撤回し、そのカネ(466億)を早急に医療労働者に!」と、我々は断固要求する。プログでも医療労働者から投稿があったように、日本でも医療崩壊が既に始まっている。入院病棟の大幅な不足、人工呼吸器をはじめ医療設備の不足、在宅待機者の相次ぐ死亡、そして病院内の集団感染、医療労働者の感染の増加等々。マスクさえ底をつく病院も多々あるという。一人でも多く尊い命を救うために、「安倍のマスク」は廃止し、その費用で早急に医療防護具(サージカルマスク、防護メガネ、防護服、消毒液等々)を全国の医療最前線へ届けよ!(是)