醜悪で愚かなリコール派の手口

――蜘蛛の子を散らすように逃げ去ったリコール派の面々

 

大村知事リコール運動は、提出した署名の83%が不正で、愛知県警が捜査に乗り出した。

 

報道されている通り、事務局が主導し佐賀県で大量のアルバイトを雇って名簿から転記するというすぐにバレるような醜悪で愚かな手口に驚かされた。

 

我々もこれまで何度かこの問題を、国粋主義や愛国主義者によるファシズム運動であると暴露し警鐘を乱打してきた。

 

コロナ禍によって署名運動が中断されたことは、彼らにとって誤算だったとは言え、ある期間この運動が国粋主義者や愛国主義者、ネット右翼の結集軸であったことは間違ない。

 

維新の会は愛知に足がかりを築く絶好のチャンスと捉え、リコール事務局長に維新の田中を据え、大阪の吉村知事を担ぎ出した。他にも、百田や竹田、有本、デヴィ夫人、武田中部大、桜井らを引っ張り出したが、彼らの主張に胡散臭さを嗅ぎ取り、県民の僅かしか署名に協力しなかった。運動の途中から事務局内部で不正を告発する動きが出始め、高須らが運動の中止を宣言し幕引きを図ろうと動き始めたのも、不正を告発する動きが公然化してからである。

 

県選管が83%の不正を発表するやいなや、高須や河村らは知らなかったと自分には責任はないと言い訳を並べ立て、支持を表明した国粋主義の有名人らは蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。

 

愛知県の名古屋の労働者市民の皆さん!リコール運動が醜悪で愚かな実態をさらけ出すや、何一つ反省も謝罪も行うことなく無責任に振舞い、愛国主義を声高に叫ぶ姿は、先の太平洋戦争で国土を焦土にし、何百万人の国民を犠牲にし、アジア各国に塗炭の苦しみをもたらし(象徴が少女像であり天皇)無責任に、本土決戦を豪語した軍部や政治家と何ら変わることはない。

(愛知支部『海つばめ』号外より)